WORKS:静寂庵 SHIJIMA-AN(Landing Page Design & Branding)
静けさに還る。
和の静寂性を軸に、情報ではなく“体験としてのWeb”を設計する。
1. プロジェクト概要
本案件では、和の静寂性を軸とした宿泊施設のランディングページ制作を担当。 「静けさに還る」というコンセプトのもと、情報を伝えるサイトではなく、 スクロールによって“静寂へ移行していく体験”を設計した構造型Webデザインとして構築しています。
※当初はスクロール連動で切り替わる仕様でしたが、UX面を考慮し、現在は「自動スライド+ゆるやかなズーム+低速ループ」に変更しております。 視認性と没入感を高め、より自然にコンテンツが伝わる設計に調整しております。
ファーストビューでは和室を起点とし、 外観・玄関・温泉といった段階的なビジュアル変化を通じて、 ユーザーの心理状態が徐々に日常から離脱していくように設計。
固定FV+スクロール連動型のビジュアル切替により、 「状態が変化するLP体験」を実装しています。
また、全体設計においては余白とトーンコントロールを重視し、 過剰な情報量や装飾を排除することで、静寂性と品格を両立させています。
[課題]
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サービス紹介型LPの制作スキルを強化するため、構成設計・デザイン・コピーライティング・実装までを一貫して行う自主制作として取り組みました。
特に、ユーザーがサービス内容を短時間で理解できるよう、情報整理と視覚的な訴求力の向上を目的としました。 -
ファーストビューでサービスの特徴が一目で伝わるよう、キャッチコピーとビジュアルのバランスを調整しました。
スクロールに合わせて自然に理解が深まるよう、ベネフィット(得られる価値)・サービス内容・利用ステップを段階的に配置。
CTAはheaderに固定し、どの位置からでも行動しやすい導線を設計しました。
全体のデザインはシンプルかつ視認性を重視し、ユーザーが迷わず読み進められる構成にしています。
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サービス紹介LPにおける情報整理の重要性や、ユーザー心理に合わせた導線設計を実践的に学ぶことができました。
特に、ファーストビューの情報量調整や、CTA配置の最適化など、実務で求められる改善ポイントを体系的にまとめられたことが成果です。
また、LP特有のストーリー設計を経験したことで、今後の案件に活かせる制作フローを習得できました。
[解決]
[成果]
[担当・技術]
- 担当範囲:コンセプトワーク / ロゴ・配色設計 / UI・UXデザイン / コーディング
- 使用技術:HTML5, CSS3, JavaScript, Figma, Photoshop, Illustrator
2. 制作時間
全工程を可視化した緻密なスケジュール管理を実施。
- 総計:54時間 / 全1ページ(約7営業日想定)
- サイト制作(Figma 構成・骨組み):15時間
- 素材作成・素材調整:5時間
- デザイン修正(画像・コンテンツ):7時間
- コーディング(実装):14時間
- 予約システム実装(SelectType連携):5時間
- レスポンシブ対応:8時間
※レスポンシブ対応(ブレイクポイント 768px / 検証含む)
3. 戦略的なビジュアル設計
① 配色:生成り(きなり)× 木の温もりブラウン
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生成り・アイボリー / Base(#F6F1E8)
全体を柔らかく包み込み、余白と静けさを強調する基調色。 -
木の温もりブラウン / Main(#8C6A4A)
空間に深みと安定感を与えるメインカラー。視線の軸を形成。 -
ゴールドベージュ / Accent(#B28E5C)
過度に主張せず、重要要素にだけ品格として機能する強調色。 -
墨色 / Text(#2B2B2B)
可読性と緊張感を両立し、全体のトーンを引き締める。
② タイポグラフィ(文字の見せ方):静と可読性のバランス
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見出し(Shippori Antique B1)
和のニュアンスを持たせつつ、静かな品格を演出。 -
本文(Noto Sans JP)
情報伝達性を優先しながらも、トーンを崩さない設計。
余白と行間を広く取り、 「読む情報」ではなく「感じるテキスト」として構成。
4. ユーザー体験(UX)ストーリー
和室(固定) → 門 → 外観 → 温泉 → 廊下へと繋がる感情の移動を実装。
- 【感情】FV:和室固定+クロスフェードで静寂を提示
- 【移動】境界:門で日常と非日常を分断
- 【没入】体験:外観〜温泉で段階的に没入度を上昇
- 【余白】静寂:廊下で静けさの持続性を設計
5. デザイナーズ・ノート
本サイトは、宿泊施設LPとして体験価値を中心に設計しています。 ユーザーのスクロールを情報閲覧ではなく“状態変化”として扱い、心理的移動を伴う構造としています。
和室を固定したFV構成により世界観の起点を明確化し、 門・外観・温泉へと遷移することで日常から静寂へと段階的に移行する設計としています。
余白を主軸としたレイアウトにより情報密度を抑え、 空間そのものの質感が伝わるUIを構築しています。
スクロール連動型のビジュアル変化を前提とした構成により、 実装とデザインの乖離を抑えた設計としています。
今後はスクロール演出の滑らかさとパフォーマンス最適化に加え、 滞在時間に応じた動的表現の拡張により、没入度のさらなる向上が可能と考えています。